トゥットゥルー♪

2013年5月20日
レポート

 そんなわけで、シュタインズゲートの感想雑記でございます。まだスピンオフ作品はやってませんし、アニメも映画も見てはいませんが、とりあえずゲーム本編はトゥルーエンドまで辿り着いたので、いったん感想投下といきたいと思います。

 そもそもにこの作品、実はXBOX360版が発売された当時に、一度興味を惹かれていたのです。
 敬愛するミンゴスこと今井麻美さんの出演作としてその名を知り、一度は購入を強く検討したのですが、非常につまらない理由で引け腰になってしまい、手を出す機会を掴めずにおりました。
 いや、それが本当につまらない理由でして、つまり例によってのアンチミンゴスの人にdisられて云々って話です……まぁ当時は味方も誰もいなかったので、今ともだいぶ環境が違ったので仕方ない部分もあったのですが……w

 そして現在、シュタゲが大人気を博し、各方面へのメディアミックスを果たし、またミンゴスも各方面での活躍のおかげもあって多くのファンを獲得し、やっとこさアンチへの耐性も付いてきた状況で、大きな転機がやってきました。いや何てことはない、映画の宣伝を見たってだけですけども(;´д`)

 ちょうどがっつりプレーしてるゲームもなかったので、軽い気持ちでVita版を買ってプレーを始めたわけですが……

 そこからはまさに例によっての流れだったわけでして。

 これだけツボに入る作品を遠回りしてきた愚には自らうんざりしますが、結果的に生きているうちにプレーする機会を得られたので、良かったと思うことにします……w
 よく「今さらかよ」って揶揄されがちですが、「今さら」って考えにとらわれて名作を逃す方が惜しいですしね……こういう生き恥なら晒しといた方が無難。

 はてさて、いろいろと語りたいことはあるのですが、シナリオの性質上、迂闊なネタバレは御法度な作品なので、以下は格納いたします。
 現在プレー中の方はもちろん、未プレーで今後プレーする可能性が非常に高い方は、以下の閲覧にはご注意くださいませ。
 

<ここからしばらくネタバレ防止用空白>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 まず総括的なお話ですが、テーマとそれに対する切り口が本当に面白かった!!

 乱暴な話、「大切な人の死を回避するためにタイムスリップを試みる物語」というのは、過去にもごまんとあったとは思います。その結果もたらされる結末も千差万別です。そんな中、(そんなに知識が広くない自分が言っても説得力は無いですが)シュタゲのタイムスリップの設定はユニークに感じました。
 というのも、「現在から過去に直接介入する」と「過去へ戻って結果を変える」という2つの時間干渉が存在するので、ザッピングが非常に複雑になっており、先が非常に読みにくくなっています。このいずれかを採用している作品はごまんとありますが、双方を並立させているというのはなかなか新鮮に感じまして、物語の先が読めないゆえに気になって、読み進める勢いが止まりませんでした。

 また、「一度改変した過去を元に戻すことで望む結果へ辿り着く」という後半の流れで、どのように世界が歪んでいったかが自動的に種明かしされていき、同時に「最初の事件」に近付くにつれて、「え、でもこのままじゃ……?」と読者の不安感を煽ってくれます。結果的にその不安は的中するわけですが……。しかしその最後の不安を乗り越える流れもまた予想外の展開で、まさに驚きに継ぐ驚きの連続という感じでした。周囲の友人たちの厚意で大きなネタバレもなく遊べたのは幸いだったなぁと。多謝多礼の限り。

 
 登場キャラクターもみんな個性的すぎるほど個性的で、変人キャラが大好きな私としては楽園のような環境でした。そもそもに主人公からして結構な変人ですものね……うわぁこの人本物だよっていう……w

 第一印象でばっちりツボに入ったのはまゆりでした。ストレートに。最後までやった上でも、総合的に見るとやはりまゆりが一番好きですかねー。こういうポジションの子に弱いのです。トゥルーエンドだとメインヒロインにならないあたりとか。(歪んでます)
 しかしまぁ、この感じの花澤ボイスには徹底的に弱いです、はい。(この感じじゃなくても弱いけど。)おとなしくてのんびりした子が物語の山場で語気を荒げるという演技はホントに心に来る。古くは花澤さんの名前を意識するようになったアイマスDSに始まり、最近ではダンロン2ですかね。「別の声」にならずに「同じ声で別人のような発声」が出来るのって、やっぱり名演と呼べると思うんですよねー。

 で、Chapter7でフェイリスの株が爆騰。さらにChapter8でルカ子の株が超爆騰。完全にシナリオライターの掌の上です。

 特にルカ子はまゆりと同じぐらい好きなキャラになりました。Chapter8のクライマックスは結構じーんと来てしまった……。いわゆる「男の娘」であるルカ子ですが、よくよく見るとテンプレを大きく外れてる部分もいろいろあって、その辺が非常にツボでした。特にオカリンに対する想いに関して、実は「男らしい」とすら言える信念があるというのが良かった。ええ、恋愛に不器用なキャラはわりと好きです。(聞かれてない)

 実質のメインヒロインである助手も、話を進めるに連れてどんどん可愛く見えてきました……これまたシナリオさんの掌の上でまんまと踊らされた感じですね。しかしミンゴスキャラは毎度のことながら、スロースターターすぎるのが可哀想……物語の序盤しか知らない人の助手の嫌いっぷりを見てると、千早やまり様を思い出さずにはいられない orz

 敵対する勢力もそんなに数は多くないですが、強烈なキャラばかりだったと思います。

 ミスターブラウンに関してはひょんなことから少し早めにその正体を知ってしまったのですが、詳細は知らなかったのでFBというコードネームの由来には素で目から鱗がw

 萌郁はどうしてもまゆりを殺すシーンのインパクトを引きずって、正直あまり好印象を持てずにおりまして(この手の「心の弱さにつけこまれて悪事に加担するタイプ」が好きじゃないというのもあります)、「こいつもっと不幸のドン底に陥って惨めに死ぬ結末とかあってもええんとちゃうか」とか結構酷いことを考えてたりもしたのですが、最後の最後に中鉢がクズ野郎すぎて全てが霞んだwww
 相対的に許容できるというのもなかなか珍しい話ではありますが、それだけシナリオの構成が見事だったということなのでしょう。

 で、綯ね。この娘がツボじゃないはずがあるだろうか。(反語)
 Chapter9の最後の方のアレね。やばいね。いいからオカリン今すぐそこ代われ。

 ぼくは キチガイ幼女が 大好き です (満面の笑みで)

 でもまぁあれです、マジメに話すならこの子がもっとも過酷な運命を背負わされてるとも考えられるわけですが、それでもそれを発散する機会を与えられているだけマシなのかなって気もします。SERNに逆らえなかったミスターブラウンや、最期まで捨て駒だった萌郁、そもそもに延々と犠牲者となり続けるまゆり、過去の時点で状況が詰んでいるフェイリスとルカ子、存在自体が危うい鈴羽、β世界線ではどうやっても救われない助手など、他の人は輪をかけて可哀想すぎる……ていうか最後に全て無かったことになってるから良かったけど、考えてみるとホント酷い話だよなこれw

 中鉢は(立ち絵があることから)また登場するかなーとは思ってましたが、まさかここまで主要なキャラだったとは。実は途中で「あいつが紅莉栖の父親ってオチはないよな……」と考えた時期もあったのですが、Chapter11に辿りつく頃にはそんなことを考えたこと自体を忘れてて、事実が明らかになった時は普通に驚いてました。その程度の確信しかなかったわけでw
 紛うことなき真性のクズ野郎でしたが、最後にはきっちり惨めに破滅していたので、読後感は悪くありませんでした。たまにありますからね、超ド級のクズ野郎が中途半端に改心する展開とか……そういうオチにならなくて良かったです本当にw

 
 ……って、敵役語り長すぎだろ。まぁいつも通りですね、はい orz

 
 機械や技術などの設定についても、これまた良い塩梅に事実と空想が混ざり合っていて、非常に楽しませてもらえました。SERNのタイムトラベル理論やタイムリープの仕掛けのくだりなんかは、読んでいるだけで中二マインドが凄い勢いでワクテカ状態w

 こういういわゆる「トンデモ科学」に対して、まっとうな科学の立場からイチャモンを付ける人って必ずいるみたいなんですが(シュタゲを悪く言う人もたまに見かけます)、私個人の考えとしては、別に完全なデタラメだって構わない気がするんですよね。読んでてそうだと思わせる説得力があればそれで良い気がする。教科書じゃないんだから。
 もちろん説得力を持たせるための下調べは必要なんでしょうけど、何でもかんでもリアルにする必要は無いんでないかなーと……空想科学読本は読み物としては面白いけど、あの主張をまかり通したらSFなんて書けないよみたいな感じでw

 ただ、一番気に留まった小道具は雷ネットABだったりしまして……非電源系も対象なゲーム好きの業ですね。
 あれってモデルになったの『ファンタズミ』ですかね? ルール読んでてそう感じた……スキャンとかブースターとかいうのは無いけど、「自分のペナルティ駒を全部取らせるか、相手の非ペナルティ駒を全て取ったら勝ち」という基本ルールが完全にそれそのものだったので。もっとも、偶然の一致である可能性も無いとは言い切れません。
 時代が時代だったら雷ネットABがミニゲームとして収録されてもいたのかもしれませんが……まぁ無いものねだりをしても始まりませんね(;´д`)
 そんなわけで7章のフェイリスが試合をしてるシーンは一番好きなシーンの一つになってたりしますw

 
 さて、以下は細かいことについて徒然と。

 
 なんのかんので、「世界そのものに勝利する」って結末が本当に好きでした。この手の「運命に反逆する」物語って、わりと少なくない割合で「運命には逆らえなかったけど最良の結果を得ました」みたいな妥協案が多くって、そういうのは非常にモヤモヤするので個人的には好きじゃないのです。(よく槍玉に上げますが、FF零式の結末とか大嫌いなのです。何か綺麗にかっこよくまとめたつもりなのかもしれないけど、結局は神の定めた計画から外れられなかったんじゃん的な。)
 神やそれに順ずるものへ反逆する物語なら、やはりそれに何らかの形で勝利しないとすっきりしない……なので、見事に「世界を騙す」ことに成功したシュタインズゲートの結末は非常に良かったと思います。

 栗ご飯とカメハメ波の正体には幸い2章あたりで気付けたので、以降のクリスティーナの行動言動は読んでて非常に楽しかったですw
 現実の隠れ2ちゃんねらーもあんな感じにボロを出していくのかなぁ(;´д`)

 「ジョン・タイター=鈴羽」もそうなのかと思っては否定してを自分の中で繰り返してたので、確定した時には驚きよりも「やっと結論が定まって良かった」という安堵感がw

 まゆりの死因はよくまぁこれだけいろいろ考えたものだと感心します……こんな多彩な死因を与えられてるヒロインもそうそういないのでは?(この中で最も悲惨なものより悲惨な死を描かれてるヒロインはいるのでしょうけども)
 ちなみに「さすがに無いだろうなぁ」と思いながらPixivで「ゲルまゆ」ってタグが無いか調べたらちゃんとありやんの……w
 なお、私は普段あまり表に出さない隠れ性癖としてモンスター娘(それも異形度が高いタイプ)が好きでして、中でもスライム娘はかなり好きな部類に入るのですが、残念ながら公式のゲルまゆさんは絶命なされているようなので(当たり前だ)、生きたゲルまゆさんを描いた二次創作漫画とか見てみたいもんです。(あるのか?)
 そういえばゲルまゆネタに「みんなのトラウマ」タグが関連付けされてるのを見て「え、そうなの?」と思ったあたりに自分の暗黒面を他人事のように垣間見た……でもほら、あれだけまゆり乙祭りならむしろ無い方が不自然じゃないかね?(;´д`)←墓穴を掘り続けるの図

 普段は「あと10年遅く生まれたかった」が口癖の私ですが、このゲームをやってる時は1990年代~2000年代の秋葉原に馴染みがある世代で本当に良かったと思いました。旧ラジ館とか「昔の電気街」とかって、本物を知ってるかどうかで実感が全然違うからなぁ……w
 ていうかオカリンは昔の秋葉原は知らない世代なのよね……ところどころにジェネレーションギャップが……(;´д`)

 メインヒロインが助手というノマカプ路線で全く問題は感じませんが、好奇心としてまゆり×助手が成立する世界線はどんな感じになるのか興味が無いでもない百合厨の悲しいサガ。

 まっちょしぃネタは結構好き。でもまっちょじゃないまゆしぃが「数分後の貴様の姿だ」って言うところも見てみたい。どんな世界線やねん。

 
 
 だいぶ取りとめも無くなってきたのでこんなところにしておきます(;´д`)

 本編は終わったものの、この後日談にあたるという劇場版を始め、アニメ版やスピンオフ作品各種もまったく手付かずですので、まだまだ楽しめることは多そうな作品です。さすがに小説まで手が回るかは少し怪しいところですが……

 とりあえず、今回はこんなところで。
 では最後にもう一度。

 
 トゥットゥルー♪