同人浦島状態

2014年5月2日
雑記

(お断り1:この記事には「同人誌とネットで同じ作品を発表すること」に関する私見が多々書かれていますが、全て静江が自分自身の作品について考えていることです。他人様の作品に関して非難等をする意図は全くございませんことを、予めご了承いただければと存じます。)

(お断り2:この記事は元々は、コミティア108参加告知(旧版)に添えていた雑記を加筆修正したものです。)

 大した話でも無い弱音に近い内容な上、わりと長ったらしいので、時間の無駄を避けたい方は回れ右をオススメいたします……
 

 同人誌を取り巻く環境も変わったんだなぁと思った話。

 抽選が発生するだろうと思い込んでGLFに申し込んだら、何と抽選無しになってスペースが取れてしまったのが2月のこと。ノープランの状態で勢いで申し込んだので、「手ぶらってわけにはいかん」と書き始めたのが、GLFで出した本でした。久々のオリジナルなのでかなり張り切って書いてたのですが、張り切りすぎて予定のページを大幅オーバー。
 どうもGLFまでに全部は書き上がらなそう……というわけで上下巻に分けることにしました。で、その下巻を頒布するためにコミティアのスペースも取り、とりあえずGLFで上巻を頒布するに至りました。

 実際に同人誌を久々に発行して、いろいろと気付いたこと、考えたことがありました。自分が最後に同人誌発行をしたのは実に5年以上前なのですが、その頃と比べて印刷サービスが格段に向上していることを、皮肉にも会場で知ることになりまして……今ってわりと安価でかなり綺麗な装丁にも出来るらしく、当サークルが昔よく発行していたような「内容は文字のみ!表紙も地味!」みたいなのはそれこそワンコインか無料配布みたいなのが主流とのことで。

 細かい見解は省きますが、そんな話を聞いてるうちに要は「ウチのサークルはもう時代遅れになんだ」と感じまして、時代の流れに追いつく気概も沸いてきませんでした。残念ながら自分は「文章を書く」以上のことにどうしても気力を奮い立たせることが出来ないらしく、それならネット公開でも十分なようなのです。(そして残念ながら、こんなスタンスで本を作ってもお手にとってもらいにくいようです)
 それ以上に、本として発行してしまうとしばらくネットに公開しづらい、この縛りが辛かったのです。現在はすっかりネットに公開すること中心で活動しているので、これだけ気合を入れて書いて自分でも気に入ってる作品を長くお蔵入りにしなくてはならないことを(しかもほぼ誰の目に付かないも同然の状態で)、どうしても我慢できませんでした。

 このような経緯から、コミティアではいっそ「続きはここまでの話も含めてネット公開、既刊は無料頒布、有料頒布済みの既刊に関しては返金対応」とかも考えたのですが、結局、紆余曲折あってほんの少数ですがいちおう続きも発行はしました。それでもGLFで本をお買い上げいただいた方々には申し訳ない事態になってしまったわけですが……

 この一件で、いろいろと良い勉強が出来たとも感じております。同人誌を取り巻く環境は日々変わっていること、長く触れていない分野を再開する時は下調べをよく行わねばならないこと、そして、今度もしも同人誌発行の必要性に迫られたら最初から無料頒布、あるいはせめて角の立たないお知らせなどをしてから頒布すべきだということを……orz
 
 いつまで経っても進歩のない無計画な人間ではございますが、今後とも見捨てないでやっていただければ幸いでございます……